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gatan

2011年01月26日

「へそくり」の保管場所に変化?-ポイントサービスを賢く。。。

「へそくり」とは、節約や副収入などでやり繰りし、家族に内緒で貯めたお金のこと。その語源には諸説あるが、昔は腹巻きにお金を忍ばせ肌身離さず持っていたので、へそとやり繰りが結びついたという説がいちばんわかりやすい。
へそくりの実態は昔も今もあまり変わらない。日々のこづかいを節約して自由になるお金を捻出したり、安売りを利用して浮いたお金を貯めたり、人々は涙ぐましい努力をしてきた。単に好きなことに使うだけでなく、イザというときに備えるという意義もある。へそくりは、ギリギリの収入で暮らす庶民の生活の知恵なのだ。
へそくりの重要なポイントは「いかにお金をつくるか」だが、それ以上に大事なのが「いかに見つからない場所に隠すか」ということ。夫も妻もへそくりがバレない秘密の場所を捜し、お金の保管に工夫をこらしている。この隠し場所に、最近は変化が起きているようだ。
メディアインタラクティブは、へそくりについてのアンケート調査を実施。配偶者と同居する24歳から74歳までの男女300人から回答を集計し公開した。その内容は興味深い内容となっており、注目すべきはへそくりの保管場所としての「ポイントカード」の存在だ。
スーパー、コンビニ、飲食店、レンタルショップにいたるまで、顧客サービスとしてポイントサービスを実施している店は多い。コンビニだけを見ても、ファミリーマートとスリーエフは「T カード」、セブンイレブンは「nanaco」、ローソンは「Ponta」、という具合に、各社がポイントカードを発行し、「ポイント戦争」などと呼ばれる程だ。
ポイントサービスの恩恵は様々なものだが、一番わかりやすいのは現金と同様に商品の購入時にその代金の一部または全部にポイントが使用できるというものだ。例えばカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営する「T カード」では、TSUTAYA とファミリーマートなど全国の提携店舗で「T ポイント」1ポイント=1円として使用することができる。
ポイントサービスを利用して商品購入やサービスを受けているか」という質問では、ポイントを利用して商品を買ったりサービスを受けたりしている人が「よくある」(52.3%)、「ときどきある」(42.7%)を合わせて95%となっている。いかにポイントサービスが消費者に受け入れられているかが分かる。
このようなポイントカードは「節約」「ちょっと得をする」という目的で活用されてきたが、最近では金銭価値のあるポイントをへそくりの保管方法として考えている消費者も多いようだ。これは、「へそくりを負担なく貯める方法」を尋ねた質問に対して「ポイントカードのポイント」と答えた人が64%と首位を占め、2位の「へそくり専用の銀行口座」(25.7%)や3位の「タンスの奥」(4.7%)を大きく引き離していることからもわかる。負担なくへそくりが貯められるポイントカードは、すでに新しいストックの手段として認知されているようだ。
また、「家族や泥棒に絶対に見つからない資産の貯め方は?」という質問では66.7%がポイントカードを支持している。ポイントカードの価値はその性質故の秘密性、安全性にもあるようだ。ポイントカードはいつも携帯していることが多いし、泥棒がポイントカードを捜して盗んでいくことも考えにくい。確かに安全な資産の隠し場所と言えるだろう。
へそくりは、地道にコツコツと貯められて、必要なとき自由に使えるほど、効果を発揮する。ということは、ポイントカードもいろいろな店舗で、貯まって、使えて、さらに必要に応じてクレジット機能もプラスできれば更にへそくりの保管場所としての意義は高まる。
最近は、インターネットでの商品購入でポイントが溜まるポイントサイトや、異なる複数のポイント(クレジットカードポイントやマイレージなど)をひとつにまとめられるポイント交換サービスなども普及し、私たちの消費活動から発生するあらゆるポイントを一元化できるインフラが整いつつある。
ポイントカードがどれくらい「インフラ化」しているのか、先程紹介した「Tカード」を例にとってみよう。T カードは提携ブランドが112ブランド、店舗数が約35,000店舗(2010年12月時点)。いずれも街でよく目にするチェーン店が提携しており、例を挙げると同社の運営する「TSUTAYA」をはじめ、ENEOS、ファミリーマート、ドトールコーヒーショップ、ロッテリア、ガスト、カメラのキタムラ、そしてネットでは Yahoo!ショッピングなど。私たちがよく利用する店舗で共通のポイントが溜まるということは、それだけ「へそくりの保管場所」としてのポイントサービスがより便利に利用できるということになる。
ポイントサービスは商品購入やサービス利用に対して「還元率」というルールに基づいて利用者にポイントが付与されるが、「ボーナスポイント」といって期間限定でポイントをアップしたり、キャンペーンに参加するとポイントが付与される「プレゼントポイント」といったチャンスもやってくる。
「T カード」でも、2011年1月24日より「へそくり拡大キャンペーン」を実施予定で、対象サービスの利用でポイント2倍という特典や Twitter、Facebook などのソーシャルメディアを活用した「へそくり山分けキャンペーン」などを展開する予定だという。



Posted by gatan at 22:50│Comments(0)
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